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皆さんよくご存知のDV(グリーンカード抽選)プログラム。ここにご紹介するのは、2002年にDVプログラム(DV2003)にに当選、その後幣事務所を通じて申請書類を提出、無事に永住権を取得されたご夫婦の体験談です。
めでたく当選はしたものの、その後の書類集めと申請用紙作成は意外と面倒なものです。警察証明をとったり、健康診断を受けたり、また日本での面接日にあわせてスケジュール調整も行わなくてはいけません。
この体験談には、そういった細かい手続きをどのように進めていったのか、また面接当日の雰囲気などがとても細かく説明されています。
中には弁護士からはなかなか教えてもらえない(?!)申請の「コツ」が見つかるかもしれません。ぜひご一読ください。
(以下の文章は全て幣事務所のお客様の手によるものです。快く体験談作成を引き受けて下さったO様、本当にどうもありがとうございました。)
<2001年>
10月下旬 DV2003に応募。オフィシャルサイトを見ながら応募書類を作成。夫の分と自分の分を1通づつ用意し、ポストに投函。
<2002年>
4月25日 郵送でKCC(幣事務所注:米国務省Kentucky
Consular Centerのこと-DVのケースを取り扱うところです。)から通知が来る。夫が当選。自分たちで書類を準備しようと試みるが、10分で断念!数日後、ノーラン弁護士事務所に電話をし、アポイントメントを取る。
4月29日 ノーラン法律事務所へ。オフィスに行ったら、まずはノーラン弁護士がグリーンカードの申請に関する手順を細かく説明してくれた。ここでかなり不安が解消された。説明を聞いた上で、お願いすることに。
4月30日〜 KCCへ送る移民ビザの申請書類(DS230
& DSP122)の準備。山本弁護士とのやりとりはメールを中心に行われたため、とてもスピーディでスムーズ!
5月6日 全ての必要書類が揃い、ノーラン法律事務所よりKCCへ送る。
★移民ビザ申請にあたって★
移民ビザを申請するにあたってひとつ決めなければならないことは、グリーンカードの面接をアメリカで行うか、日本で行うかということ。
私たちは日本を選んだが、その選択はとてもよかったと思っている。ひとつには、病院の手際のよさ。健康診断は面接をする国の指定病院でするのだが、私たちがお世話になった東京の聖母病院は、時間の無駄なく流れ作業のように健康診断が受けられる仕組みになっていた。そしてもうひとつは、大使館での面接。こちらも全てにおいて効率よく物事が進められる手順になっていた。どちらにおいても本当にスムーズで、効率がよかった。それが不安解消の手助けとなり、とてもよい状態で面接を受けることができた。
10月上旬 警察証明の準備をする。手順は次の通り。
1.日本領事館へ行き、警察証明に必要な書類(申請書&指紋原紙)をもらう。
2.郵便局で指紋押捺の申請料をマネーオーダーを作る。(ひとりにつき15ドル)
3.指紋原紙とマネーオーダーを持って、ニューヨーク市内の警察へ行く。
*警察ではマネーオーダーでしか受け取らないので、必ず準備しておくこと。
4.再び日本領事館へ行き、指紋を押した指紋原紙と記入した申請書を提出。手数料は忘れたが、現金で支払った。
5.私はカナダにも住んでいたので、カナダの警察証明を別途申請。こちらはインターネットのRMCPのサイトで情報を入手し、申請署と指紋原紙をオタワのカナダ警察署まで郵送した。
★日本もカナダも警察証明が出るまで通常2、3か月かかる。
12月中旬 日本領事館から警察証明が届いたと電話があり、ピックアップしに行った。その後、カナダ警察から郵送で警察証明が届く。
<2003年>
3月26日 山本弁護士から面接日の連絡が届く。面接日は5月13日。翌日、オフィスまで書類を受け取りにいく。
★面接日が決まったら★
書類をもらってまず最初にしたことは、日本の指定病院へ電話をし、健康診断のアポイントメントを取ること。指定病院はいくつかあるが、東京の聖母病院では結果が3日後に出ると言われたので、そこに決めた。(ちなみに神戸の病院では結果が出るのに2週間以上かかると言われた。)ゴールデンウィークに重なる時期で、休日も多くなるため、十分な余裕を持って4月25日に予約を入れた。
病院のアポイントメントを決めたら、次に旅行会社に電話をして航空チケットの手配。出発日が決まったら、その日まで書類を集めと帰国準備に費やす。
4月17日 山本弁護士と面接のリハーサルおよび必要書類の最終チェック。
4月24日 日本到着。
4月25日 東京都新宿区にある聖母病院で健康診断。午前8時半のアポイントメントより30分早く到着。受け付けで名前を言い、椅子に座って待つ。名前を呼ばれたら、健康診断の手順が書かれた紙をもらう。看護婦さんは、検査の流れを懇切丁寧に説明をしてくれた。紙の指示に従って病院内を移動しながら次々と健康診断や検査を受けた。全てが終わり、病院を出たのは10時半。会計はひとりにつき34060円だった。抗体検査の結果を聞くために、3日後以降に電話で確認するように言われた。
5月6日 聖母病院に電話をしたら、検査の結果、おたふく風邪の抗体がないと言われた。予防接種の予約を入れる。
5月9日 再び聖母病院へ。おたふく風邪の予防摂取をしてもらった。会計を済まし(ひとりにつき4320円)、レントゲン写真を含む全ての検査の結果をもらう。この結果は他の書類と一緒に、面接に持っていくもの。
5月13日 面接当日。アポイントメントの時間より30分早い午前8時に大使館へ到着。すでにたくさんの人が並んでいた。警備を通って館内に入ると、まずは右手にある機械から番号を取る。私たちは20番だった。回りにいる人も全てDV当選者。おそらく全部で50人以上いたと思う。
当日の流れは以下の通り:
1.電光掲示板に自分の番号が表示されたら、窓口に行き、申請書類全てを渡す。このとき、アメリカ人の担当者が誓いの言葉を日本語で言い、私たちは右手を上にあげ、これから面接で話す内容に嘘偽りがないと誓いを立てる。
2.会計窓口へ行き、申請料を支払う。私たちは米ドル(ひとりにつき$435)でおつりのないように用意していったが、日本円も受け付けていた。
3.会計が終わると椅子に座って待つ。
4.再び、番号が表示される。窓口に行き、日本人の担当者が書類の不備などをチェックをする。提出した書類の中で、戸籍(日本語)がコピーだったので、「オリジナルはありますか?」と尋ねられた。念のため、あらゆる書類全てを持って行っていたので、戸籍のオリジナルを見せる。ちらっと見たら「はい、いいです。」と言われた。(戸籍は、英文に翻訳しnotarizeしたものに日本語の戸籍のコピーを添付したのだが、これがオリジナルではなかったため、上のような質問を受けたらしい。ちなみに、オリジナルは見せるだけで提出はしなかった。)
5.再び、椅子にかけて待つ。
6.再度、番号が表示され、窓口に行く。いよいよアメリカ人の面接官と面接。まずは面接官が「日本語と英語、どちらにしますか?」と尋ねたので、「英語でいいです。」と答えた。するとゆっくりはっきりとした英語で、”What
are you going to do in the United States?”と尋ねた。あとは”How
much is the rent?”と家賃を聞かれたくらい。そして面接官は”OK.
Seems like everything is in order. Your visas are going to be issued
in the afternoon. Go out, enjoy your lunch, and come back at
3:00
!”と言った。面接が終わった時間は午前11時ごろ。とてもスムーズに、そして驚くほどあっさりと終わった。
7.ランチを済ませ、赤坂のサントリー美術館で展覧会を見たりしながら時間を潰す。大使館の戻ったのは、2時半ごろ。3時になり、自分たちの番号が表示されたら窓口に行き、封に入った書類を受け取る。その後、帰宅。
★面接当日のこと★
面接当日は落ち着いて望むこと、忘れ物をしないことなどはもちろんだが、アポイントメントの時間より30分以上早く大使館に着くとよいと思う。そして館内に入ったら、まずは番号を取ること。遅く到着した人や、早めに来たのに番号を取り忘れた人は、40番代や50番代の番号になってしまい、待ち時間もかなり長かったようだ。私たちは30分前に到着して20番だったが、待ち時間もそれほど長くなく、早く帰宅できた方だと思う。
5月19日 アメリカ到着。空港の移民審査はアメリカ市民&グリーンカードの方へ。大使館で受け取った書類を渡すと、移民審査官が封をビリビリと開け、中の書類をチェック。ここでは何の質問もされなかった。審査官がパスポートにI-551のスタンプを押してくれる。それから別室に行き、担当官の用意した用紙にサインし、人さし指の指紋を押す。それが終わると、あとはスーツケースを取って、税関の申告書を渡して空港を出た。
★全てを終えて★
申請書を用意したり、書類を揃えたり、準備の段階ではわからないことも多く、わからないがゆえに不安を感じることもあった。しかし今振り返ってみると、とても順調に全てが進んだように思う。なんと言っても、面接そのものが期待はずれなまでにあっさりとしていたのが、いちばん驚いたことでもあり、ほっとしたことでもある。
グリーンカードにかかわらず、ビザの申請というのは、必要な書類をしっかりと揃えていくことが一番大切なのではないだろうか。逆に言えば、書類さえしっかり揃っていれば、当日はとてもスムーズにビザが発行されるように思う。
今回のDVプログラム当選にあたり、ビザ申請のプロセスで一番大切な部分である書類の準備を、ノーラン弁護士事務所にお願いして本当によかったと思っている。担当の山本弁護士は、常に丁寧でわかりやすい説明をしてくれ、私たちが不安を感じたときも親切に最善の方法で対応してくれた。プロフェッショナルでありながら、人間としての気配りや優しさを心がけてくれた山本弁護士には心から感謝している。
ここに書かれた事柄が、これから同じことを体験される方々の参考になることを願って。
2003年6月1日
※ ご注意
この体験談は2003年6月時点での体験をもとに書かれています。実際のプロセスは予告なく変更になる場合がありますのでご了承ください。
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